見た映画を記録する

毎月観た映画と映画以外を記録しています。

2020年3月に見た映画

 毎月見た映画を書き留めておくぞ、と言っておいて、3月分をすっかり忘れていました。三日坊主のお手本みたいなことをしてしまった。

 でも3月、ほんとに全然映画を観てなくて、リストを見返しながら1月2月との落差にびっくりしています。映画館に行けなくなったから、というのもある。あと普通に年度末突然忙しくなって、帰宅したあと映画を観るほどの時間がなくなったり、時間があっても元気がなくなったりしたというのもある。あと、ドラマを見るというのを覚えたからと言うのもあります。3月から今までの間に見たドラマは以下の通りです。

・バビロン・ベルリン シーズン1(全8話、完走)

・High&Low the story of sword(シーズン2の途中まで)

・SOTUS the series (シーズン1の途中まで)

 こうやって並べてみると、画面を眺めている時間は結構長かったみたいと言うことに気づきました。あと風ノ旅ビトとかFF15の15章とか、ゲームもやっていた。映画は2時間で話がだいたい完結するから物語あたりの総時間数は短くてすむけど、そのぶん2時間のウェイトがすごく重いので気合いがいるのかもって思います。ドラマは途中でやめてもそのうち見るから…というのができるし。でもドラマ見ながら向いてねえなあとも思っています。長いシリーズに体力がついてかない。気も散りやすいし。

 なにより映画館に行けなくなったのが本当につらいです。外に出れるようになっても映画館がそのままあるかわからんというのもつらい。そもそも映画が変わらず作られるかわからんというのもつらい。休日に映画館行って観るから本数稼げてたというのもあるし……でも今のうちに配信で映画いっぱい観て、映画基礎体力を落とさないようにしつつ、映画館行ってオッケーになったときめちゃリテラシーを高めて新しい映画を見れるようにしよう。そうしよう。

 

★3月に見た映画

1.PMC ザ・バンカー

 シネマートで見ました。ハさんがどえろくてやばい映画だった。思っていたのと結構ストーリーが違っていて、途中から、えっこれは夢?現実?なに?となってしまい、いまいち消化ができていないという面もありますが…

 ハさんが銃弾を摘出するシーンが本当にやばかった。これ映画館で観ていいの、年齢制限のない普通の映画館だけど!?って感じ。普通にやばかったです。

 あと、基本的には多分現実の国家元帥のこと行ってるんじゃないですよ、って意味での未来というかパラレルワールド設定なんだと思うんですけど、ころころ転がっていくカメラとか絶対ピントが合うプロジェクターとか、勝手にポンプしてくれる輸血のチューブとか、ガジェットがおもしろいなとも思いました。そういうの好き。最後のところが千と千尋とかラピュタとか、そういうタイプのやばいハッピーエンディングだったのでびびりました。

 缶バッジとカロリーメイトはまだとってあります。ほんとにやばくなったら食べよう。

 

2.グエムル 漢江の怪物

 Gyaoで観ました。

 グエムルは2006年の映画で(若いソンガンホがかわいい、つらくてかわいい)だからたぶんこの映画で念頭に置かれているのはSARSとかの方なんだけど、でもマスクしてないひとがめっちゃ睨まれたりとかのところうわ~~~~今じゃん?となって、やべえ映画はこの世を何度でも映すんだな……映されてほしくないこの世だけどな……と思いました。ポンジュノがすごい映画監督なのは知ってたけど怪獣ものべつにそんな好きじゃないけどな、と思って放ってあったけど、怪獣ものを期待して観てたら逆にがっかりしたかもしれない。怪獣自体は普通でした。でも、もうどうしようもなくて、怪獣も乗って基本的には怪獣を倒してカタルシスがあるというのがお約束だと思うんだけど、それでグエムルも怪獣自体は倒れるんだけど、怪獣が倒れたって、本当はなにも解決してない、倒しても倒さなくてもよかったね、倒したっていいことは何もないなら倒さないでおいて自分たちだけじゃなくてみんなみんなが苦しんだ方がよかったんじゃない、と思っちゃうような、つらい映画でした……正直心構えができていなかったのでめちゃくちゃきもちが落ち込んだ。麻酔なし手術、フィクションのものであれば基本的には大好きなんだけど、グエムルの麻酔なし手術はやばすぎてむりです。希望を持たしといて絶望にぶち落とすのがうめえなあ。つらい。でも観た方がいい映画だと思います。

 

3.ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PRAY

 バルト9で観ました。

 これを観たのは三月末の連休のときだったんですけど、このときわりと映画観るか迷って、映画観たのばれたら怒られちゃうかなあと思い、たぶん怒られるやつだったかもしれないんですけど、それでも劇場で観れてよかった。今のところこれが今一番最近映画館で観た映画です。これが人生で最後の映画館で観た映画になっちゃったらどうしよう。でもほんとは、それでもいいかも、と思えるくらいハッピー映画だったので、でもよくないけど……とにかくハーレイちゃんが最高だったと言いたいです。

 アメコミものがわりと苦手で、たぶんシリーズを全然追ってないからという負い目もあるんだけど、たぶんわりとヒーローというものが得意じゃないといか、葛藤なしに観れないので積極的に手を出す気になれないというのもあるかもしれない。でもハーレイちゃんはヒーローじゃなくて、悪い女の子で、あと予告編見ててめちゃ最高じゃんこの人と思ったので見に行きました。

 消化するのが難しいというか、これまでのハーレイちゃんとかのこと知らないし、ジョーカーも観てないしスーサイドスクワッドも観てないし、だから全体としてどうとかいうの考えられないんで、好きなシーンの話をします。

 ハーレイちゃん全然いい子じゃないんだけど、頭がよくて、それで博士号もちの顔と頭のおかしい道化の女の子の顔が全然きりっと切り替えるとかじゃなくてマーブルになってる粘土をもちもちもんでいるといろんな面が出てくるみたいに、入り交じって混じりきらないでいるところが本当に魅力的で、あと基本的に大人なんだけど、女の子でもあるんだよね、下手するとカサンドラケインより幼い…

 これは私だけのやつですが、おんなのこ・おんなのひとのキャラクターをまるっと全部好きになれるということあんまりなくて、そのキャラクタ自体はすごく魅力的でも、その子がほかのキャラクタとの間に築いている関係性がむりとか、この世の私以外のファンがその子にむける感じがむりとか、あって、そういうときそこのところを見ないようにして愛でることもあるんですけど、ハーレイちゃんはほんと全然いいこじゃないのに……私わりとめちゃくちゃな主人公がめちゃくちゃやっていく話というのが苦手で、なぜなら君はいいかもしれないけどめちゃくちゃにされた被害を被ったひとたちどうなるんじゃいと思っちゃうんだけど……ハーレイちゃんに関しても屋台のひとらどうなるんじゃいとかはあるけど……ハーレイちゃんはすごく悪いのにすごく魅力的で不思議だ……未消化です。

  マーゴットロビーのインタビューで、高学歴の女性はときどき自分の頭がおかしくなるのを自覚することがあると思う、そういうところを演技したかった、というようなのを読んだ気がするけどどこにやったか忘れちゃった、この通りに書いてあったかも記憶が定かではないです。でもここのところずっと気になっていて詳しく知りたいと思っている。心当たりがある方は教えてください。

 

 3月は31日もあったのに映画3本しか見てない。やばすぎでした。