見た映画を記録する

毎月観た映画と映画以外を記録しています。

2022年7月に観た映画や、映画以外

 あまりにも長いこと感想を書かずにいたので、とりあえずタイトルだけメモしているアプリの1リストあたりの上限が来てしまい、いまふたつめのリストに移行している。書いてください。はい。7月はまあまあ映画観てたな。

 

☆2022年7月に観た映画(4本)

1. モガディシュ 脱出までの14日間

mogadishu-movie.com

 モガディシュのまじめな感想はきっとみんな書いてるから、わたしはクギョファンさんの話しとくね。ところで新感染半島のクギョファンさんであるところのソ大尉は観ましたか?ソ大尉とテジュンギ、並べてみると、わかるよ、わかる、クギョファンさんにこれさせたいの、わかる……って思って、ほんと……わたし……私の好きな俳優のこんなところこんなにたくさんの映画で何度も見れちゃっていいのかな……って思って……テジュンギの好きシーンの話するね。ごはん食べてるシーンのところで片目潰れてるのに鏡を使ってちゃんと警戒しているところ。暗い家の中で、ろうそくの光の中にぼんやりと浮かび上がって、小さいこどもに、しーっ、てするところ。野良犬を牽制するところ。カンテジンとけんかするところ。地元の若者にボコボコにされるところ。その直前に得意になって口笛とか吹いて調子に乗ってるところ。カンテジンにむけて刀落としてみせるところ。書き始めてみたら思ったよりテジュンギのこと好きだった。私、いまはもはや俳優クギョファンさんのことが好きだから、キャラクターテジュンギのこと、主観としてはそれほど刺さってないんだけど、でも正直さテジュンギが主役でしょ(言いすぎ)。まじめな感想としてはわたし他国の歴史をさっぱり知らねえや、知らないとな、と思いました。日本が絡まない国際関係特に近代をさっぱり知らない。知りたいです。

 

2. 毒戦BELIEVER

gaga.ne.jp

 なんで観たんだか忘れちゃった。すごい久しぶりに見た気がする。ひさしぶりに観ると新鮮に傷口が開く。

 

3. なまず

namazu-movie.com

 武蔵野館で観ました。クギョファンさんが見たいなと思って見に行ったんですけど、これが、ほんとにめちゃくちゃおもしろくてめちゃくちゃ好みすぎる映画だった。2022年よかったランキング一位かもしれんてくらいよかった。あまりにも好みすぎて私以外の人も本当にこの映画おもしろいだろうかと心配になるくらいよかった。映像がカラフルでキュートでめちゃくちゃかわいくて、イジュヨンさんもクギョファンさんも非常にキュートであることがそのよさに拍車をかけてはいるのだが、音楽のいれかた、カメラの向き方とか、冗長に描くところとさくっと飛ばすところのバランスとか、イジュヨンさん演じる主人公の抑えめな感情表出、何考えてるかわからん彼氏(最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)のクギョファンさんとか、たぶんわたしイオクソプ監督が好きだ(と、このあと他の作品も見て確信した)。ナンセンス映画かと思いきや、メッセージはドストレートで、つまりどうだかわからんものに生活や人生を寄りかからせてはおけない、ということなのだけど、それはそれとしてそのどうだかわからんもの代表であるところの彼氏のクギョファンさんが最高すぎて説得力がありすぎるんだよな、こんなかわいい彼氏、いたらやべえことになっちゃう、おしまいになっちゃうよ、みたいな激しい説得力……イオクソプ・クギョファン両監督作品に頻出のモチーフなどもあってわーい知ってる!の喜びもあってよかった。とにかくよかったんですわ。でもこの良さをネタバレなしに言い表せない。先入観なしでみてほしい。しかし彼氏のクギョファンさんが最高すぎるという話はしちゃう。もう一回みたいなと思っているうちに上映が終わってしまったがもう一回みたいな…

 

4. 女神の継承

synca.jp

 シネマートで観ました。たぶん初めて映画館でホラー映画を観た。めちゃくちゃこわくて、こわすぎて、ジャンプスケアのところで傷跡が残るほど自分の腕をひっかいてしまったらしく映画館を出たあと半袖の腕がそれこそホラー映画状態になっていた。でもってじゃあどこが怖かったんですか?と言われると、当然ピュアに脅かしてくるところは怖いんだけど、モキュメンタリー形式で(モキュメンタリー形式大好き)撮影クルーが終盤まであんま怖がってないでごりごり写してくるとこも怖いんだよな。ちょっとは怖がってよって思っちゃう。終盤のそりゃもう大風呂敷を畳みに畳む畳みかけも最高だけどこれは最後まで行くなってわかってからはぶち上がっちゃってもうアドレナリンがでまくりよ。しかしラストのおばさんのインタビューのところはやっぱりよくわからなくて、このわからなさは確かにコクソンのわからなさだな…と思って、解説とかあんまり好きじゃないんですけど帰ってから解説を読み漁っちゃった。ホラー映画を観るという体験も含めておもしろかったです。

 

★2022年7月に観た映画以外

・Drunk

www.singing-dog.com

 サンモールスタジオで観ました。井内さんが出ているというので観にいったが、これが、めちゃくちゃ……めちゃくちゃよかったんだよなあ……

 当日パンフによれば脚本を書いている劇団主催の方が実際に過去アルコール依存症であったことがあるとのことなんだけど、舞台はとあるバーで、そこに連日集うよっぱらいたちは、毎日宴会みたいで本当に楽しそうで、序盤とかまじで祝祭じゃん!って感じなんだけど、それがお酒のんでるとき最初は楽しいけど飲みすぎてだんだん気持ち悪くなってくるみたいに、ひたすら明るい舞台の上に、だんだん影が差してきて、でもではおさけをのむのやめるよ!って言って、やめれるかっていうと、そうでもない…という話でして…突然私の話するね。私は人間をお酒を飲むのをやめれる方とやめれない方のふたつにわけたら自分はやめられない方だと思うんだよね。今は偶然、環境とか体質とかのせいでそうなっていないだけで、いつでもアルコールに依存する準備はできている…と我ながら思う…ので、それがために本当に身につまされてしまって…見ながら泣いていたかもしれないというか内容的に間違いなく泣いていると思うんだけど泣いていた記憶がない。それくらい物語にずぶずぶになりながら観ていた。めちゃくちゃよかった。井内さん演じる馬場ちゃんの存在が物語の救いになっていてわたしは井内さんのことも好きなのでそれもよかったなあ。もう一回みたいかって言われると…しんどいんだけど…人生の節目におさけに身を飲まれそうになったとき(そんな日が来るかわからないが)もう一回みたい。

 

・リーマン・トリロジー

www.ntlive.jp

 池袋の映画館のでかいスクリーンの前から2番目とかで見てすごくおもしろかったがすごく首が痛かった覚えがある。経済史をおもしろいと思ったことはこれまでなかったがそうか人間の話と思えばこんなにおもしろいのか…という感じ。透明の箱がくるくる舞台上で回ったりするギミックもよかった。めちゃくちゃ長いが飽きさせないという感じで。これも体験含めおもしろかった枠かもしれないな…満員になってる映画館久しぶりだったし…みんな集中してて夜行バスにちょっと似ていた…

 

・導かれるように間違う

www.saf.or.jp

 成河さんと亀田さんだというので観なくては!と思い、観ました。SAF遠くて雨も降っているのにめちゃ早めについてしまい、やっと開場して劇場の中入ったらけっこう急なすり鉢状の席に波の音がずっと響いていて、始めて入るタイプの劇場だ…と思った。物語としては不条理劇と書いてあるとおり、メッセージはあるようでないようで、ストレートなようで屈折してるようで、つまりさっぱりではないもののいまいちわかんなかったんですが、ダンスってわからなくても目で楽しめるからいいよね。ダンスだからよけいわからなかった気もするけど。そんはさんは本当に最初から最後までほぼ踊り通しだったんですがパワフルという印象でもないのにずっときびきびとうごいていて、回転椅子と車椅子で互いに振り回しあうところとか視覚的にかなり良かったな。亀田さんもかわいくてめちゃよかったです。そんはさんと亀田さんものジャンル(?)としてもよさみがあった。

 

・チョン・ヘインのI LOVE NEW YORK(1話)

gyao.yahoo.co.jp

 1話だけ無料だったので観ました。とにかくねえヘインさんがかわいすぎるんですわ。一時間転がりまわりながらかわいいヘインさんを浴びるやばバラエティ。かわいすぎる。ほんとにジュノと同じ顔の人間とは思えず…俳優ってすごい…ありがとうございます…けっこうずっとごはん食べててそれもいい。

 

・アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風

www.hayakawa-online.co.jp

 1,2巻は戦闘機がばしばしと飛ぶ架空戦記SFだったのだが3巻になって突然時空が歪むタイプのハードSFになった感。でもおもしろい。深井零が自分の鏡写しみたいな下士官を連れて飛ぶが自分じゃない人間は自分じゃない人間だなあと知るところがよかった。そういう話じゃないかもしれないけど…

 

・伝説のリトルバスケットボール団

www.shownote.com

 配信で観ました。かつて私が韓国ミュージカル俳優の中で一番大好きな俳優であるところのイジュスンさんも出ていた作品で、2022年あたらしいシーズンが始まるその一番最初?のライブ配信だったと思う。ライブで観るの初めてでどきどきしました。ステージ上でほんとにバスケしてるんですよね。パス練習とかシュートしたりとか。そもそも私スポーツ系部活ものに結構弱いのでもうだいぶわ~~~という感じなんですけどなにやってもうまくいかないいじめられっことか勉強しすぎて全部忘れちゃったとかもわ~~~って感じだしわりとけっこうめちゃ泣いてしまったな…すごくよかった…じゅすんさんがかつて演じた役はダインといって幽霊3人組のなかでは数学とかも得意でクレバーなタイプの少年なんですけど俳優が違ってもやっぱその子が一番よくてってか好きだなあって感じで好きな俳優がしがちな配役はやっぱ好きなんだな…と思った。海行こうよ!の歌がかわいくてよかった。噂には聞いてて絶対好きだろうなと思ったけど案の定めちゃくちゃ好きなタイプの物語でした。

 

・グッド・モーニング(ロロ)

photos.google.com

 配信で観ました。めちゃくちゃいいから!!!っておすすめしていただいて、きっといいんだと思うんだけど、わたし青春ものとかちょっとあんまりなんだよな…傷が開くから…などとおもいおそるおそる観たんだけどこれがさあ!!!!めちゃくちゃよかったんだよ!!!!!大丈夫なタイプの青春だった。大丈夫なタイプっていうのは、つまり身に覚えがあるでしょ?みたいな感じでこっち刺してくるタイプのやつじゃなくて(そういうのにもいいのはいっぱいあんだけど)ここにこういう人間とこういう人間がいます!では観てってね!みたいな、個別の高校生ふたりの話をすることで逆に普遍的にみんなうわ~~~いいな~~~~ってなるみたいな、そういう感じのやつだった。いつだって誰もがおかしいほど愛し愛されて生きるのさ…Jpopが使われているのにこんなにさわやかでいいのか(いい!!)わけわかんない感動でなんで私泣いてるんだろ?と思いながらしゃくり上げてしまった。よさがある。白子のことも逆乙女のことも好きにならざるを得ない。愛おしすぎる。踊るしかねえ。ふたりとも変な人間なんだよな。愛さずにはいられない。って感じ。説明が下手すぎる。めちゃよかったんですわ。

 

・宇宙の果てのレストラン

www.kawade.co.jp

 遙か昔に銀河ヒッチハイクガイドを読んだことがあり、このたびその2巻を読みました。正直イングリッシュジョークを全然フォローできておらずたぶんおもしろみを何割とかしかわかってないんだろうな…と思いつつあるけどガイドを読んだ当時よりはエンジニアジョークは多少わかるようになっているはず…という思い込み…ギャグの合間の(どっちが合間かわからんが)SFギミックがさくっと切れ味きれいでそれがよいんですよな。あとめちゃめちゃなパーティがまじでめちゃめちゃでよい。

 

 7月は映画も観てるし演劇も観てるし配信も観ててバランスがいいな。この先、8月からはしごとが信じられないくらい忙しくなり、こころの余裕がなくなっていくので、2022年は7月くらいまでが本番だった感ある(そうはさせるか!11月からでも取り返してみせるぞ!)。