見た映画を記録する

毎月観た映画と映画以外を記録しています。

2022年6月に観た映画や、映画以外

 5月に宿題を完済して早速残りを積んでいる。いまは8月です。6月もまあまあ元気でいろいろ観にいったりとかしていました。

 

☆2022年6月に観た映画(1本)

1. トップガン

topgunmovie.jp

 マーヴェリックは見てないんだけどマーヴェリックの方貼っておきますね。こっちも気になるなと思って、とりあえず無印をアマプラで見ました。ほんとスポーツ映画みたいだなと思った。あと、トムクルーズがめちゃくちゃかわいかった。本当にかわいかった。グースもかわいくて、私は背の高い副官タイプがめちゃくちゃ好きなので(ワートリの穂刈とか、T-34のスチョーパとか)グースのことをめちゃくちゃ好きになっちゃった。TGMの方見に行かなかったのはそれもある。

 

★2022年6月に観た映画以外

ユダヤ警官同盟

www.kinokuniya.co.jp

 前から気になっていたんですが、このたび初めて読みました。すごくおもしろかった。4年ほど前、来る日も来る日もルカレを読んでいたんですが、その当時は逃避で読んでいたのもあったけど、やっぱ私ハードボイルドが好きなんだよな、ほんとに読んでて息がしやすい…と思った。ユダヤ教とチェスが二大重要モチーフなんですが、どっちのことも全然わからなくて、でも全然面白かった。わかったらもっとおもしろいのかもしれないけど、ハードボイルド特有の急転直下に気持ちよく振り回されたので、わからなくても大丈夫って感じでした。ハードボイルドの好きなところは主人公のおじさんがめちゃくちゃよわくなるところ。

 

・キングダム

https://www.netflix.com/title/80180171

 いままだ4話までしか見ていないんですが…ゾンビがこわくてというか寝る前に見ると興奮してしまって寝付きが悪いから…ネタバレをしますと床下に人間が詰まっているというビジュアルからもうおぞましかったのにその理由として極めてよくゾンビの生態が考えられていて思わず感心してしまった。いまのとこゾンビよりも王家の周りの人の方が怖い。そういうドラマなのかもしれない。ゾンビが来てるのに人間同士戦っている場合じゃないでしょ。チュジフンがよい主人公をやっているのなんだかんだいってみるの初めてかもしれず、世子さまの善良さをいまいち信じきれない(申し訳ない)。早めに続き見ます。

 

ラフマニノフ(チョンウクジンラフマニノフ、チョンミンダーリ先生)

 naver後援ライブで観ました。日本からは観られないやつかと思って大変ショックを受けたが観られてめちゃくちゃよかった。この回は1回目だったので、ほぼまったく筋がわからず、完璧に雰囲気だけで観たんですけど、チョンウクジンさんのさみしい少年みたいなラフマニノフがめちゃくちゃよくて、ダーリ先生のジョンミンさんとは年も離れているように見えて、父と息子感があり、最後のいそいそと燕尾服を身につけて指揮台に向かうところ、ぱあっと晴れ上がったラフマニノフのお顔がほんとうによかったなと思いました。ラフマニノフは3組(のべ4回)観たんですけどラフマニノフ役の俳優の方はみんな多少なりともピアノが弾けて本当にすごい。ダーリ先生はみんなヴィオラがぜんぜん弾けなくて(?)本当にすごい。

 

・バイオーム

www.umegei.com

 配信で観ました。成河さんが出ているというのでほいほいと観たのですけど、前半本当に見始めたことを後悔するくらいつらくて、いったん停止してしばらく寝かしておくくらい、合わん、この世をこんなつらい写し方しなくてもいい、と思うくらいだったんですけど、わたし、中村勘九郎というひとをこれまでまったく知らず、名前から歌舞伎の人かなということくらいしかわかってなかったんだけど、ルイとケイをくるくるぱたぱたと繰り返すさまが、ほんとうにすごいしまずこどもの役をしているのもすごいのにそこに中村勘九郎ひとりしかいないのにひとりで声と身振りだけで舞台サイズの大きい絵本を描いている、みたいで、ふたりのこどもが木の上で、遊んでいるのが、本当に見える…中村勘九郎さんがものすごくよかったです。そんはさんもよかった。好きな俳優が木の役をやっているなんてそんなボーナスステージがあっていいのだろうか。ある。お話もめちゃくちゃつらかったけど何をしたいかはなんとなくわかった。それに景色が本当に美しかった。でもめっちゃつらかった。

 

・グッドラック 戦闘妖精・雪風

www.hayakawa-online.co.jp

 遙か昔に1巻を読んでいて、このたび2巻を読みました。正直1巻のことはチキンブロスが衝撃的すぎてほかのことは大体忘れていたけど雪風と深井零のラブストーリーだから…というような惹句を信じて読み始めたら雪風はもっと野生の獣のような存在で全然思っていたのとは違ったがおもしろかった。スピッツ雪風が妙にはまる。

 

・ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

https://namu.wiki/w/%EB%B9%88%EC%84%BC%ED%8A%B8%20%EB%B0%98%20%EA%B3%A0%ED%9D%90(%EB%AE%A4%EC%A7%80%EC%BB%AC)

 特設ページのようなものが見当たらなかったのでとりあえずWikiを貼っておきます。韓国観光公社のイベントで上映会をしているのを千葉まで観にいきました。今思うとかなりわけわからん行いだ。熱に浮かされているっておそろしい。

 ミュージカル自体は、ゴッホの生涯をテオの視点からぼくのにいさんヴィンセント・ヴァン・ゴッホはこういうひとでしたって語っていくという形式なんですが、舞台セットはそこまで派手じゃないんだけど、そのへんから取り出されてくる白いキャンバスに絵とか心象風景がプロジェクションマッピングされておもしろい感じの演出になっていた。あと、テオの俳優の人が他の役も兼ねるんですけど、ゴーギャンの役のとき優しい弟とうって変わって本当に冷徹に見えてぞくぞくした。話としてはほんとに素直な一代記という感じだったんだけど、ゴッホの人生なので当然つらい一代記でもあり、うう~~……と思って観ていったところ、ラストでゴッホは亡くなるのだけどそのあとエンディングでいろいろあったけどこれが僕の人生だ!ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ!という歌とともに花咲くアーモンドの木の絵が舞台の後ろのスクリーンにさっと大きく映し出されてアニメーションで花が散り、それがもう本当にうつくしくて鳥肌が立ったしゴッホの絵全然観たことないけど今度展示会かなんか近くまで来たらぜひ見て見たいと思った。救われるようなエンディングだった。すごくよかったです。あとこの頃ちょうど韓国でも公演が開かれていて仲良しのヴィンセントとテオのお写真がいっぱい上がっててうぐ~~~となってた。

 

・シデレウス

musical-sidereus.jp

 自由劇場で観ました。韓国版の方の噂は聞いていたところ、日本のキャストでもやるということだったので、せっかくだったら井澤勇貴さんの出ているペルセウス(キャストが4組あってそれぞれ星座とか星の名前がついている)をと思って、ペルセウスの初日に観にいきました。チケットとるの遅かったので席はかなり後ろの方で、自由劇場はミュージカル向けの箱としては小さめとは言え見えるかな、声聞こえるかな、楽しめるかな…日本のミュージカルは2回目(1回目は楽しくなかった)だし…と思っていたら!!!!これが!!!!!!めちゃくちゃよかった!!!!!!お話としてはガリレオガリレイケプラーが宇宙についていろいろ発見をするが異端と睨まれてそこにガリレオガリレイの娘のマリア(修道女)が絡んでくる…って感じなんですけどそもそも素朴に科学技術がきらきらしている話がわたしはめっちゃ好きで、宇宙について新しいことがわかった!わかるとおもしろい!ふたりでやればもっともっといろんなことがわかるのでは!?っていうのがうまい(井澤さんは歌聴いたことあったけどこの回ほかのふたりもうたうまい(そりゃそうっちゃそうなんだけど)回でめちゃめちゃよかった)歌でくりひろげられそりゃ気持ちをぐらぐらと揺り動かされないわけないじゃんって感じ。おもしろかったです。わりとめちゃ泣いちゃった。観てよかったなと思いました。

 

モータルコンバット レガシー2

store.steampowered.com

 映画を見終わったあとから見始めて以来積んでいたがここで初めて観終わった。映画では散々モータルコンバット始まってねえじゃねえか!って言われてたけどレガシーではちゃんとモータルコンバット始まってたよ。

 

星の王子さま(韓国ミュージカル)

www.youtube.com

 韓国観光公社の無料配信で観ました。ありがたすぎる。ふしぎに夢みたいなライトと箱庭みたいなセットで、舞台の上には3人いるんだけど、王子様と飛行機乗りと、あとサンテグジュペリ役の俳優(チョンドンファさん)が入れ替わり立ち替わり、薔薇やきつねの役を兼ねて、あと飛行機乗りの役の俳優は女声なので、音域の広いハーモニーでとてもよかった。最後チョンドンファさんが王さまになってしまってそんな話だったっけ!!と思ったがめちゃくちゃ美しく大団円感がかき立てられたのでよかったです。

 

ラフマニノフ(キムヒョンジン、キムギョンス)

 かわいすぎオフショットを貼っとく。NAVERの配信で観ました。

 キムヒョンジンさんはスリルミーの私で観てめちゃくちゃかわいいなあと思っていたんだけど、ヒョンジンさんのラフマニノフはこの前に観ていたチョンウクジンさんとは打って変わって陰鬱…というよりは自分に本当に腹立たしい、やつあたり、みたいな感じがして、あと、先生の役のキムギョンスさんが髪の毛がすごくきれいな水色なんだけどめちゃくちゃ怪しい先生感が激しく出ていたのもあってなんか若いふたりがぶつかってはそこから音楽が生まれてくる…って感じだったな…と思った。この回は配信に謎の字が出る事故があって7月にももう一回観れたんですけどかわいくてお気に入りの回だったのでまた見れてよかった。キムヒョンジンさんはめちゃくちゃ泣くんですよね。だからよけい感情が溢れているな…って感じになるのかな…

 

・鶏口牛後

www.jacrow.com

 座高円寺で観ました。鋼の糸に続いてJACROW2作目だったけど、男と男のどろどろビジネス劇であった鋼の糸とはがらりと変わってこっちはファッション業界のおしゃれさわやかビジネス劇だった。おもしろかった。おしごともの、やっぱ好きというか、大変身近であるために感情を容易に揺さぶられてしまうな。あと、素材メーカーのおにいさんがめちゃかわいくてよかった。素材メーカーのおにいさん、会社が宮城にあるという設定で、体にあってないスーツを着て方言で喋るという大変キュートなキャラクターなんですけど、なんで東北弁でしゃべらせるのや、ビジネスがわからん田舎者は東北ってか?と思って最初かなりむっとしたんだけど、この素材メーカーというのが海洋ゴミから布地を作るメーカーという設定で、震災で沿岸に打ち上がったがれきをみてこの海をなんとかしなきゃいけないと思って…という設定があきらかにされるにつれてめちゃくちゃに泣いてしまった。今になっても全然、震災のこと見えてるよされるとありがとうって思っちゃう。全然おしゃれビジネスマンじゃないけど私も三人兄弟の長女なのでそのへんでもあ~わかりみ~みたいなとこ若干あった。よかったです。

 

ラフマニノフ(パクユドク、チョンドンファ)

 またかわいすぎるオフショのやつ貼る。ヴィオラ下手すぎ先生かわいい。韓国ミュージカル、この手のかわいすぎオフショをたくさん貼ってくれてほんとにありがたいです。

 チョンドンファさんは星の王子さまでも観たので、だんだん観たことある俳優を2回目観るフェーズに入ってきたな…という感じでした。これまで見たことある韓国ミュージカル、スリルミーとかブラザーズカラマーゾフとかは同じ役をするキャストのあいだでそれほど年が離れていないと思うんですけど、このラフマニノフは観られた3組のあいだでもかなり俳優の年齢がまちまちで、それによって本当に幅広いラフマニノフとダーリ先生が観られ、わかさゆえのほとばしる情熱とか、技量の乗った深い哀しみとか、同じ曲でもこうも違うかというのが本当にいろいろ観られてすごくよかった。

 

 ところでいま11月なんですけどどうしてだろう。ふしぎだな。時の経つのが早すぎる。半年に一度しか感想を書く気持ちになれないのかな。6月はめちゃくちゃミュージカルを観ていてほんとによかったですな。