2021年10月に観た映画や、映画以外
10月まで来ました。2021年もあと一息だ(ほんと?)。
★2021年10月に観た映画(5本)
1.007/慰めの報酬
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00JA5HTXC/ref=atv_dp_share_cu_r
ボンド予習シリーズ。前作よりも好みだったけどそれはなんか薄暗かったからかもしれない…あとわるいマッツだったから…あと拷問されてたから…
2. DUNE砂の惑星
原作は読んだことないんだけど、観るしかないじゃろと思って行きました。お話はつづく!って感じだったけどとにかく映像がむちゃくちゃよかった。全部よかった。スパイスの匂いが鼻先でした。たぶんたしかIMAXで観たんだけど観てよかったなあと思った。うつくしい映像と音楽に浸って呼吸して肺の中いっぱいにして帰ってきたって感じ。
3.トーベ
ものすごくひさしぶりに武蔵野館に行って映画を観ました。私はムーミンにそれほどすごく思い入れがあるタイプの人間ではないので、人間トーベヤンソンの物語として、めちゃめちゃおもしろがってしまった。ずぶずぶのロマンスでもないけど、人間と人間の嫉妬と執着と好きの気持ちが、べたべたにじゃなくてうつくしくかわいらしい色合いでそれでも内臓がはんぶん出てるみたいに描かれてるのがすごくおもしろくてよかった。信頼できるお友達に端から見せて回って感想を聞きたかった(のでいまからでも感想を教えてほしいです)。おかえりホームパーティのどうしようもなくなって踊るしかないところがすごく好きだと思ったな…
4. 殺人鬼から逃げる夜
この日はトーベと二本立てをするというやばい楽しい日だった。これもひさしぶりにシネマートで韓国映画みることになって、しかもそのあとさらに深夜徘徊をしたので深夜の脇道が10倍くらいこわくなってたいへんお得だったやつ。
映画自体も、そんなに期待しないで見に行ったら、めちゃくちゃおもしろくて、わたしEXITもだけどこういうずっと走っているタイプの物語が好きなんだな。こどものとき、みんなのうたに犬が追いかけてくる歌があってすごくこわかったんだけどこどものときすごくこわかったものってなんとなく大人になってからも好きだよね…って思いました。殺人鬼のウィハジュンさんが最高最悪笑顔でめちゃくちゃよかった。すごくおもしろかったのでネタバレみずに観てほしいです。どきどきしてほしい。
5.暗数殺人
あまぷらで観ました。ちょうど劇場公開の頃映画館に行きにくくなってしまって、いつか…そのうち…と思っていたら妹の方が先に見ていてやべっと思って観た。チュジフンの凶悪殺人犯ってことでどんなだろと思っていたら、映画自体はすごく誠実できちんとしていて、しかしてユンソクさんとチュジフンの演技はやはりたいへんよく、謎の解けていく気持ちよさもあって、すごくしっかりした映画だった……もうだいたいみんな観ていると思いますがうっかり見逃している人がいたらすごくちゃんとしているのでいつ観ても大丈夫だよって言いたい。
☆2021年10月に観た映画以外
・現代演劇大全 いま観るべき舞台のすべてがわかる
おすすめしていただいて読みました。なんとなく断片的に観たり聞いたり配信観たりしてたひとや劇団の名前が、点と点を結ぶみたいには~こことここがこう!なるほどね!になってたいへんわかりやすいマップでした。2019年の本なのでいまって言ってそんなにうそじゃない。やっぱこのへんが好きなひとはきっとこのへんも好きでしょうマップがあるとほんとにありがたいのと、このようなところで名前が挙がるからには好みじゃないにしてもきっと履修しとくとよいことがありそうだなの指針にもなって、読んでよかったです。野木萌葱先生のお名前も対談の中で出てた。うれしい。
・翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
講談社ミステリーランドは私の小学生時代の夏休みの友だったんですが、いたいけな小学五年生のぼくはわけもわからんままにはやみねかおるや森博嗣の並びにある神様ゲームを手に取り、わけもわからんまま心に深めの傷を負って以来さよなら神様しか読んでおらず(さよなら神様は読んだ)麻耶雄嵩…こわい…と思い続けていたんですが機会があってここで読むしか!と思って挑んだ翼ある闇、これが、め~~~~~~ちゃおもしろかったんですよねえ……なにを今更って感じだと思うんですけど……香月実朝のことを好きにならざるを得ない。ミステリ小説の感想書くのってめっちゃ難しいな。とにかくおもしろいんで読んでください。
・サイスタ
sidem-gs.idolmaster-official.jp
2022年はソシャゲをやらない年にしようと思っているので、いまはやめているんですが、去年の10~12月はサイスタにだいぶ救われました。SideMはいっこ前のゲームをちょっとだけやっていたことがあって、やさしいストーリーが好きだなあと思っていたので。忙しくなければずっと続けていたと思う(けどソシャゲやっているとほんとに他のことやる時間がなくなってしまって…)。当然花園百々人くんのこと大好きになりました。かわいすぎ。
・夏と冬の奏鳴曲
麻耶雄嵩を読んでみよう第二弾。このあと痾と合わせて3冊読みましたが、私今のところこれが一番好みでおもしろかったかも。孤島に知ってるどうし知らないどうしも集まって、そして誰もいなくなったじゃんと思いきや、全然話はまったく違う方に転がっていって、……おもしろかった。わたしは舞奈桐璃ちゃんのことが好きだなと思った…
・痾
麻耶雄嵩読んでみよう第3段。これもおもしろかった。このときはメルカトル鮎を読んでみようと思っていて、メルカトル鮎読む順で検索したのその通りに読んでいたんですが、痾のメルカトル鮎はかなり意味不明でかなり良かった。これから読もうと思っているひとに提案ですが絶対刊行順に読んだ方がいいと思いますよ。その方がおもしろいので。
・ズベズダ(同時上映)
配信で同時上映した!!これもすごくたのしかった。ズベズダは登場人物も多いし作中で流れる時間も長いので、私の目の届いていないところの感想がすごく楽しい。
・白痴
ドストエフスキーの長編を読んでみようシリーズ、白痴まで来ました。ついこないだ読み終わったので、そこで感想書くね。のべ5ヶ月くらい読んでいたことになるな…
・TRUMP
2回目か3回目、はじまゆで観ました。訳がわかってみると尚更酷い話であることだなあ…山田裕貴さんのクラウスがかわいくて最悪で好き。
・COCOON 月の翳り星ひとつ
二夜連続、これもはじまゆで観ました。ここから初見だったので、どんなおそろしい話が…どきどき…と思っていたけどコクーンはわりとやさしい、おとなになるってことだね、みたいな終わり方して、こうやって繭期を卒業できる者もいればできないものもいる、残酷であることだなあ…みたいな残酷の裏打ちみたいな話だった。名前忘れちゃったけど深海奏汰くんみたいなタイプの子が出てきてめちゃくちゃ好きだと思った。トランプ観てその記憶が鮮やかだったから舞台セットとかも衣装もめちゃくちゃよくなってそのへんでもしみじみした。
・この世の王国
読書会で読みました。南アメリカの本を読もうという話だったが読み始めてみるとハイチだった。アメリカ大陸のアメリカより南のこと、なにも知らない…たしか著者による前書きでこれはほんとのことなんだよ、ほんとのことが魔法と区別がつかなくなってしまうそのことこそが魔法なんだ、というようなことが書かれていたような(書かれてはいなかったかもしれない、好き勝手に誤読したか記憶が朧かのどっちかかも)気がしたけど、そもそもハイチの歴史のことを一ミリたりとも知らない者だからほんとうにどこからが本当の話でどこまでが魔法の話なのか、全然わからなくて、これがマジックリアリズム、やはり好きだ、と思ったな……
10月の記憶全然ないけどなんか元気にやってたようでよかった。しごとの忙しさや気温や元気具合その他で覚えてる月と覚えてない月があって、おもしろい。上の空で本読んだり映画観たりしているな…どうも10月は…