見た映画を記録する

毎月観た映画と映画以外を記録しています。

(記憶喪失になったとき用)パラドックス定数のこと②有料配信などのこと

 続きです。

 

 3.テアトルプラトーの有料配信について(2020年12月)

 無料配信期間に流れてきたツイートか何かで、どうも有料配信もあるようだ、ということを知っていたため、オーソドックス7作品の無料配信期間が終わった2020年12月、有料配信へ手を伸ばすに至りました。

 有料配信は2008年~2009年に上演された5作品からなります(オーソドックスのように、特に決まった呼び方があるわけではないようなので、私は単に有料配信5作品と呼んでいます)。オーソドックスは2018~2019年の上演作品なので、そのちょうど10年前ということになります。劇団員のかたがたもおおよそ20代後半とかで、もちろん演じる役によって纏う雰囲気がまったく変わるというのは前提としても、変わったところ変わらないところがそれぞれあり、おもしろいなと思います。声質とかやっぱ10年ちょっとでは全然変わらないんだな、みたいな…

 配信されているのは三億円事件、怪人21面相、インテレクチュアル・マスターベーション(ここまで2008年)、五人の執事、東京裁判(ここまで2009年)の5作品です。テアトルプラトーというのは(あんまりよくわかっていないんですが)演劇番組/演劇番組ディストリビュータと書かれているように、いろんな劇団のいろんな作品をまとめたりすることをしている(よくわかってないです)ようです。

www.t-px.com

 ので、実際に配信されているプラットフォームはXCREAMというところです。ちょっと検索結果らへんがこわめですが全然大丈夫です(たぶん)。Windowsの場合、DLもストリーミングもできます(ほかはストリーミングだけみたいです)。ダウンロードで閲覧するときはXCREAM download playerというアプリケーションを追加でDLする必要があるみたいですが、これはたぶん単に購入履歴との紐付けを行っているアプリっぽく、実際にはEdge(またはIE)が立ち上がってそこで再生されるようになっていました(もうちょっと便利な使い方もあるように思いますが、あんまりわかっていないです)。ひとつの演目はどれも平均1.5~2時間くらいですが、たぶんプラットフォームの都合上20~30分のファイルが4つセットになっています。おおよそ幕の切れ目と動画の切れ目は一致しているように思いますが、していないものもありました。一本あたり1000円、五人の執事と東京裁判はなぜか各888円です。買い切りなので、少なくともプラットフォームが潰れるまでは永遠に見られます。と思うと安い。たぶん、何回でも見たくなるので。

 このへんの有料動画の購入に慣れておらず私が戸惑ったので、備忘録として書いておきます。

 

 以下、見た順に感想などを書きます。劇団HPのあらすじとか、史実をベースにしている場合Wikipediaとかを読んだだけではわからないような、かつ物語の根幹に関わるネタバレとかはなるべくしないように心がけますが、もしあったら教えてください。

 

三億円事件(観た日:12/7)

pdx-c.com

 とりあえず順番に見ていくか、と思い、まずはじめに三億円事件から手をつけました。モチーフとなっているのは1968年の三億円事件です(それはそう)。

三億円事件 - Wikipedia Wikipediaを読むと楽しいので貼ります。

 出演者は8名、所轄の刑事が4人、中央からの刑事が4人、時効3ヶ月前だというのに、もうこの2グループ間で揉めに揉めています。事件解決よりも揉めているくらい。これもまた全員スーツ眼鏡ですが、劇場自体がすごく狭くて、会議室みたいなところの真ん中に長机をいくつか並べて、そのぎりぎりまで客席を作っているので、すごく狭くて、カメラも結構寄ったりするので、確かにちょっと映像は荒いですが、そんなに見えづらいという感じはありません。声も結構よく聞こえます。劇団員5名と、客演の3名も全員オーソドックスで見たことあるひとだったので、というのもありました。

 ところでパラドックス定数の劇団員に、今お休み中の十枝さんという方がおり、オーソドックスのときには既におやすみに入られていたようなのでここで初めてその姿を見た訳なんですけど、十枝さん、ほんとに、ほんとに声が、すっごいよくて……すごいよいです。張っている印象はなくて、むしろどちらかというと低く呟いてるみたいな印象の役が多いんですが、よく通って、感情をなるべく抑えるように努力しているけど、そのうしろにふつふつのなんらかがある、というのが本当にちょっとだけ透けて見えるような、感じで、よいよう……となりました。有料配信5作品は全部出ています。

 三億円事件は、次の怪人21面相とあわせて昭和未解決事件シリーズと呼ばれているようです(とどっかに書いてあるのを見ましたがどこで見たのか忘れてしまいました)。この2作は、次項でも言及しますが、話が繋がっており、登場人物も一名共通しているので、かならず三億円事件→怪人21面相の順で見ていただきたいです。ていうか、三億円事件を観てなくて怪人21面相を観たひと、どういう気持ちになるんだろう。というくらい密接に繋がっています。

 史実において事件は未解決であり、舞台は時効三ヶ月前から三週間前を描きます。男八人がぐちゃぐちゃになり、でもこの8人は、あくまで仕事上の付き合いなので、たとえば馬とかチェスみたいに、完全にばきばきぐちゃぐちゃに中身を露呈するわけではなく、でももう露呈してしまいたいよ…みたいなくたびれがややところどころに見え、その匙加減が絶妙だなと思います。人間が八人もいるので至る所に感情の縺れが大量発生しており、みんなつかれてそのうちに対立していたはずのひとびとがうっかり寄り集まったりしてしまう瞬間もある。すごくよいです。所轄にもキャリアにもそれぞれのプライドがありますが、プライドがある人間大量に集めたらそれはもちろんそのプライドがぱきっと割れるところとかいうのもあるので、そういうの私大好きなので、最高最高ってなりました。ねたばれを避けようと思うともともとない語彙が更に激しく減る。

 この頃の公演では公演ごとに特設サイトが作られており、Flash製なので2021年になってしまった今閲覧は自己責任でという感じですが、かなりむちゃくちゃおもしろいのでおすすめです。作っているのは植村さんです。植村さん、この頃は自己紹介にもWebプログラマーとか書いていて、何者なんだ感がものすごくある。なんでもできるすぎませんか? ぽちぽちCSS打っていたとか書いているの見てうぐぐ…という気持ちになりました。

 

○怪人21面相(観た日:12/9)

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 これに関しては語る言葉を持ちません。なんにも聞かないで見てください。かならず三億円事件→怪人21面相の順に見てください。お願いです。

 モチーフになっている事件はグリコ・森永事件です。この頃にはもうWikipediaを熟読してから配信を見るように心がけてはいたんですが、事前に読んでいるときにはさらっと読み飛ばした記述が劇中ではかなり重要な出来事だったりして、脚色のおもしろさを感じます。公演の際、台本を手売りしているとのことなんですが、台本にはいつも参考文献が載っているとのことで、これめ~~ちゃくちゃ読みたいよお……って思います。

(台本はふつう手売りしかしていないけどなんといま通販をしています!!すごい!!本当にありがたい!!!!3月末までの申し込みです!!!!むちゃくちゃ欲を言えば過去全公演の…と思うけど公演ほんと多いしそもそも過去公演のもの一部はいったん売り切れたあと増刷してくれているっぽいこと自体がありがたすぎる。すごいことです。ほんと楽しみ)

  21面相は、三億円事件とは打って変わって登場人物は4名。グリコ森永事件の犯人グループである、なにもかもばらばらの4人が、廃工場か倉庫かみたいなところで悪事を企み、過去の思い出を語り、奪ったお金できゃっきゃしたり、あととにかく、も~~~見てくださいってば……パラドックス定数の物語は登場人物どうしの情念がどれもかなり濃いんですが、怪人21面相に関しては、情念の極限に達して念とかいう無形のものではもはやいられなくなり鋭くてとがった形のなんかになって物理的にぶっ刺してくる…って感じです。見終わったあと頭が真っ白になって本当にどういう気持ちになったらいいかわからなくなりました。呆然として涙も出ない。

  たびたび言及しておりますが私は韓国ノワール映画が好きなのでそのへんのことに関してもいっぱい考えることがありました。ちょっともう一回くらい見て冷静に考えられるようになったら追記したいですが今まだ一回しか見ていなくておおよそひと月たっても混乱し続けているので、見てください、としか言えないんですが、見てください。

 

○五人の執事(観た日:12/19)

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 有料配信は逃げないんですが、わかっていてもおもしろさのあまり、次々に掴んで口に入れたい、と思ってはいたのですが、三億円事件と21面相にぼこぼこに打ちのめされてしまい、次に手を伸ばす元気が出るまでにちょっと時間がかかっていたようです。発表順ではインテレクチュアルの方が先なんですが、これもぼこぼこにされそうと思ったため、五人の執事を先に見ました(これは結構正解だったと思っています)。

 五人の執事は、オーソドックスを含めたパラドックス定数作品のこれまで見たことあるもののどれにも似ていません。ジャンルでいうとミステリが近いと思うんですが、出てくる5名は全員執事、史実の事件に取材したものでもなく、実在の犯罪や戦争は(たぶん)無関係。ふしぎな舌触りです。でも結構好き。みんな執事なので一様にタキシードを着てすごく丁寧な言葉遣いをしていて、広いステージの上に廊下みたいな道が設えてあって、その上を延々歩き回るのが、そういう遊びみたいに見えて、日記帳のページをめくるみたいに、すこしずつ、すこしずつ館のしくみが見えてくるとき、はあ演劇、こういうのもできるんですね~~!!世界広!!とまた思いました。馬がおもしろかったというひとに結構おすすめです。

 五人の執事も物語自体のギミックというか謎が解けていくところがわりと根幹に関わるので説明が難しい。まずは見てみてよという気持ちです。

 

○インテレクチュアル・マスターベーション(観た日:12/23)

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 ところで私は2016年のサービス開始から2年ほど、文豪とアルケミストというブラウザゲームにものすごくはまっていたことがありました。明治~戦前くらいまでの文人が擬人化されているゲームなのですが、そこで私がむちゃくちゃ大好きだったうちのひとりが石川啄木です。キャラクターを推すうちに結局ご本人にもずぶずぶとはまり、むちゃくちゃ偏愛していたのですが、石川啄木は晩年(といっても石川は若くして亡くなったので、実際大杉とか荒畑と同年代なので、当時23歳とか24歳とか、若者の頃のことです)社会主義に傾倒し、大逆事件にも大きな関心を持っていたとされており、関連して評論とか、詩もいくつも書いています(たとえば、ココアのひと匙など)。ので、このあたりの時代背景にはざっくりなじみがあり、それも明治の文人や思想家の人間模様、もうきっとずぶずぶに馴染むしはまるな、って、あらすじを見たときにだいたいわかっており、案の定そのようになっているというわけです。

www.aozora.gr.jp

 インテレクチュアル・マスターベーションとは大杉栄の言だそうで、大杉の役をやっているのは井内さん(頬がこけている)です。劇団員5人と今里さん、それからこの演目で私は初めて見る山ノ井さんという方(お顔が丸い)の7名で、平民社まわりの実在非存命人物を演じています。この今里さん演じる幸徳秋水がもうやばやばのやばです。終盤、幸徳秋水が大勢の前で演説を行うというシーンがあるのですが、実際の舞台には今里さんひとり、それで、ぴったりと静まりかえったこの世の/劇中の聴衆を前に、ゆったりと、静かに、この世にひとりだけみたいに、あるいは自分と相手と、ふたりきりで向かい合っているかのように、諄々と世界平和を説くんですよね……それはこうやって、このように話されたら誰だってもうどろどろになってそのとおりだと思ってしまうだろう、という風情で……実際劇中のほかの六人は大なり小なり今里幸徳にどろどろに振り回されているわけです。すごいです。

 このへんは私がモチーフになったあたりに少なくともほかの作品のモチーフよりは馴染んでるというのもあって、野木萌葱大先生の史実をとるところとざっくり潔く脚色するところの取捨選択がおもしろいなー!というのをひときわ感じられました。小野さん演じる堺は赤いチェックのズボンで元気でむちゃくちゃかわいいです。今里幸徳はこの堺のことを、としひこ、と呼んでいます。ひいい。西原さん演じる木下尚江と十枝さん演じる山川均もまたどちらかといえば平民社内では落ち着いている、なだめる側に回りがちなふたりの感じが私むちゃくちゃ好きです。西原さんは他作品では比較的、威圧感があったり偉い人の役を演じているところを見るのが多かったところ、なおえさんは主義者というよりは新聞屋だし…と自認していて演説も上手ではない、でも実を取って頼りになる、押しが強いわけじゃないけど言うことはいう、みたいなキャラクターがめちゃくちゃかわいい。好き。十枝さんの山さんも静かで堅実で、でも石の中で燃えてる火、みたいなところが本当に好きだ。このへんでもう確信しますが十枝さんの演じる姿、大変魅力的です。願わくばもっとむちゃくちゃみたい。山ノ井さん演じる荒畑、序盤の語り手は栄よりもこのひとです。私だったら絶対荒畑と幸徳のあいだになんらかの何かをやらせちゃうのに野木さんはやらない!なぜ!すごい!植村さんの愚童さんはメフィストフェレスみたいですが幸徳の方が更にメフィストフェレスを惑わすメフィストフェレスです。あと大杉なんですが、井内さんはわりと配役の中でも年少だったり立場が弱かったり、焦ったり振り回されたりする役を演じがちだなと思っていたので、この大杉の井内さんにはたいへんびっくりしました。大杉は本当に野生動物みたいでぴんぴんはねるえびみたい、元気があふれていて、夜桜のところの大杉と幸徳なんか全然違う種類の妖精と妖精みたいでした。ほんとなんです!!!

 衣装も凝っていて、時代背景にぴったり即した衣装というよりは、だいたいざっくり寄せてはあるんですが、小物とかがときどきかわいいんですよね。堺のズボンみたいに。途中で気付いたのですが、みんな衣装のどこかに赤いものが入っているの、ああそういうこと……え~ん……舞台、できることがおおすぎる……と思いました。

 あと、インテレクチュアルの他作品に比して特異なところとして、感情が大規模に爆発するシーンがあり、それは他作品だと一瞬だったり、陰の爆発だったりするところ、インテレクチュアルでは陽性の爆発がそれもけっこう長めのシーンであるのが、私など非常に単純なのですぐすごく大好きにさせられてしまいました。ほんとたのしい。楽しくて泣いてしまう。私はインテレクチュアルほんとかなり好きです。

 

 

東京裁判(観た日:12/29)

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 はじめに述べておきますが、東京裁判は本当におもしろいです。心の底からおもしろいです。完璧、って思います。一番おもしろいかもしれないと思います。王道ってこういうものなのかもしれないって思いました(わかんないけど)。

 東京裁判パラドックス定数でも、ほかの劇団や公演でも、何度も何度も上演されているみたいです。野木さんやパラドックス定数の代表作のひとつとして挙げられていることも多く、最後に見るのがふさわしかろう、と思って、そうしました。あんまりにも無知だとあれだなと思って本を読んだりして予習もしました(してよかったです。)。

www.shugiin.go.jp

 出演者は劇団員5名、全員で、東京裁判の日本側の弁護団です。

 舞台は五人が入ってきてそれぞれ荷物を解き、そうこうしているうちに、観客にはわかりませんがなにごとかがあって、五人はおんなじ方向を見てしばし直立し、そうして裁判が開廷します。

 私が好きだと思ったポイントのひとつは、五人の会話が、本当に必要最低限の、名前を呼んでメモを渡したり、目顔と手だけで意図を伝えたり、そういう、時間も状況も極限状態で、お互いの手と目と頭、あと耳と口だけしか頼るものがなくて、そうして五人でちょっとずつ必要な部分だけを依存し委譲しながら、われわれ観客は当然東京裁判がどのように進行し、どのように終了したかをしっているわけですが、弁護団の彼らだってもうなんにも言われなくたってわかるくらい、どう考えても無罪の目はないわけです。それでも五人してやっていくんだよね。それでいて、ともすればヒロイックに書いてしまいがちなところを本当にどうやってかわからないけどすごいバランスでそうならないようにしてあるように感じられるんですけど、これほんとどういうことなんだか全然わからん。このモチーフで、少しでもそのように描かれたら私はかなりやだなと思うんですけど、そうはなっていない……ように思われる……

 私はこの作品がものすごく好きです。本当におもしろいと思った。あとから追記するかもしれませんがまだ見たばっかりで整理がついていませんが、本当におもしろいのでどれか一個だけ見てみるか~と思ったらこれを見てください。

 

 

4.今後の予定

 このようにして、演劇というもの全然見れるじゃんか、ていうかめちゃめちゃおもしろい、情緒ぐらぐらになる、ということがわかったので、今後もなるべく手を伸ばしてみるようにしようと思います。折しも配信いっぱいあるし。新しい分野に手を出すことが私はいつもすごく好きです。手つかずの食べ放題会場みたいで。ものがたりのジャンルとしてやっぱり苦手だなと思うものもあるので、本当に手当たり次第というつもりはないけど、少なくとも自分が好きなものがどこからどこまでかわかるまでは、なるべく手当たり次第やってみようと思います。

 あと、こんど一月末に小野さんが客演で出る舞台があって、これをもし可能だったら見に行きたいと思っています。どきどきする。自分の意思で演劇を見に行こうと思って実行に移すのは本当に生まれて初めてのことです。脚本/演出はDasOrchesterでヴァイオリン奏者を演じていた皆上さん、出演するうちのひとりは731で斑鳩くんを演じていた菊川さんです。すごい。見たことがあるひとばっかりだ。なるべく予習もしていきます。

  パラドックス定数については劇団HP、劇団員については以下の特設ウェブマガジンを見るとめちゃめちゃおもしろいです。

pdx-c.com

 

 これまでパラドックス定数の作品を配信で12作品見ていますが、媒体の雑な篩でこれまで逃してきたのが本当に悔やまれます。でもこのたび衝突できて本当によかった。

 パラドックス定数は2020年の12月にも公演をやっており、それは普通のときなら全然電車で行ける距離だったのですが、このたびは断念してしまい、いまだに、ほんとはもうちょっとがんばればいけたんじゃないだろうか、とも思っていますが、逆に考えると制約があって現状ほいほいと現場に急行できないからこそあんまり心配しないで好き勝手手を伸ばすことができるわけだし、そもそもこのような状況でなかったら旧作の無料配信をしようとは絶対にならなかったに違いない(やっぱ劇場で見てこそと思われているような気配がしているし、配信映像も、内部の記録用のものですと断りがあったので)と思うと、普通のときだったらそもそも私はパラドックス定数にぶち当たることなく過ごしていたに違いない(でもそれってなんて私にとってでかすぎる損失…)とも考えられるわけで、……しかし私はもうぶち当たってしまったので可能な限りは現場に急行したいし、もちろん配信も手当たり次第に見たい。見ます。こういうとき、ほんとに生きててよかったなって思う。生き延びましょう。がんばるぞ。